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▼梅毒
■概要■
梅毒は、主にセックス、アナルセックス、フェラチオなどにより感染します。
皮ふや粘膜の小さな傷から病原菌が侵入し、血液中に入って全身に広がります。
梅毒は感染しても、ほとんど自覚症状が現れないと言われています。
そのため、気がつかずに進行すると、全身の皮膚に梅毒独特の皮疹が出来たり、中には脳や神経が侵されることもあります。
治療薬ペニシリンが発見されるまでは、不治の病として恐れられていました。
今は早期治療すれば完治します。
感染すると症状が、3週間後、3ヶ月後、3年後と変わっていきます。
■症状■
潜伏期間は10日〜90日間と言われています。普通は3週間前後で症状が出ます。
症状は、第1期〜第4期に分類されます。
第1期:
感染から3ヶ月くらいまでの症状を第1期といいます。
感染した人と接触した部分(性器、直腸、口など)に、1cmほどの赤みのあるしこりや、腫れ物ができます。
そのあとに、太ももの付け根が腫れてきますが、痛みがほとんどないため、その症状に気がつかないこともあります。
そのまま放っておくと、症状は自然になくなります。
第2期:
リンパ節内で増殖した病原体が、全身に広がる時期を第2期といいます。
感染後3ヶ月くらいから、全身の倦怠感や微熱などの不快感、ばらの花びら状の赤い発疹、外陰部や肛門周辺にイボ状の丘疹など、いろいろな症状が現れます。
この症状が現れたり、消えたりを約3年間ほど繰り返すといわれています。
出来ては消えるので、治ったと錯覚してしまう人やたいした病気ではないと思う人も多く、治療のチャンスを逃すこともあるようです。
第3期:
感染後、2〜3年を経過すると筋肉、骨、内臓などに梅毒によるゴム腫と呼ばれる結節ができ、次第に大きくなります。
この時期を第3期といいます。
このとき、鼻骨が侵され、鼻が陥没することもあります。
第4期:
感染後、10年以上経過したものを第4期といいます。
この時期には、症状もかなりすすみ、心臓、血管、脳や神経まで梅毒に侵されています。
症状は、大動脈瘤、痴呆、進行性マヒなどとなって現れます。 中には大動脈瘤が破裂して死亡することもあります。
■治療■
抗生物質のペニシリンの内服や注射で治療します。治癒に要する期間は2〜8週間程度になります。
なお、感染してから1年以内の梅毒を治療した場合、初日だけ38度台の高熱が出ることがあります。
菌が一気に死滅するための反応熱であり、治療はそのまま続けて問題ありません。
