学生時代、色彩学の授業で
「色は光と脳のはたらきで生まれている」
ということを学びました。
赤いりんごも、真っ赤な花も、
その色が物体に染み込んでいる訳ではなくて
光の中の赤っぽい波長だけが跳ね返って目に届いている。
赤は目に映るものじゃなくて
脳が赤だと感じている色。
そう思うと、凄く不思議で
本当の赤というのは
この世の中に存在していないのかなって。
当時の私はそれを知って
少し、ワクワクしたんです☆
誰かの心の中には
その人だけの赤があるということなので、
100人いたら、100通りの赤がある。
それって、すごく夢があることだと思いました。
見る人によって、赤に対する印象もそれぞれで、
情熱的だったり、強くて熱かったり、
どこか懐かしくて切なかったりも。
色は感情に似ていると聞いたことがあります。
確かに赤を連想すると、情景だけではなく
感覚的なことまでも想像できるんですよね。
赤、と聞くと見えない気持ちも想像できるので
強く熱い力を持っている色。
赤は好きな色なので、惹かれる色でもあります。
本当の赤は存在しいないからこそ
惹かれるのかも?
世の中にある、沢山の赤。
夕焼けの赤、好きな服の赤、
ドキドキするときの胸の奥の赤。
いろいろな赤を見たくなりますね☆
色彩を学ぶと世界の見え方が
少しずつ変わっていくように思えて
とても楽しかったのです。
発見の連続でした
皆さんは何色が好きですか?

潤巳