今日はふと、筒井康隆さんの『残像に口紅を』を読み返していました。
言葉がひとつずつ消えていく世界のお話なのですが、読み進めるほどに胸の奥がきゅっと掴まれるような不思議な切なさに包まれていきます。
当たり前に使っている"ことば"が、どれほど私たちの日々を支えてくれているのか…
そんなことを静かに考えさせられる一冊でした。
限られた言葉の中で必死に気持ちを伝えようとする登場人物の姿がいじらしくて、ついそっと寄り添いたくなるような気持ちに。
読み終えた後も、誰かと静かに語り合いたくなりますね。
あなたは最近、どんな物語に触れていますか?
もしお時間が合いましたら、是非お話できたら嬉しいです。
加勢