1分は60秒、1時間は60分ですよね。
「何を今さら」ですが、では1時間はどうして60分なのでしょうか?
1000分で1時間でも良さそうなものです。
でも、ちょっと考えてみてください。
1時間がもし100分だとしたら、この時間で3人の人が均等に講演をする場合…1人の持ち時間は約33分33秒です。
6人で講演をする場合の1人の持ち時間は…もう計算するのも面倒です。
これが1時間が60分なら話は簡単ですよね。
60という数字は2、3、5、6、10、12、15、30といろいろな数字で割り切ることができて、物を分配する時にとても便利な数字なのです。
そのため、古代メソポタミアの人たちは60を神聖な数字と考え、時間の基準として60進法を用いたのだとか。
そのメソポタミア文明の名残が、現在も時間の基準として用いられているというわけなのです。
因みに一般的に、「10進法」が用いられている理由は、「人間の指が10本だったから」というのが定説。
人間は昔から物を数える時に指を折って数えていたのですね。
本日もよろしくお願い致します。
加勢