芥川賞と直木賞では、受賞決定後に辞退した人物が過去に2人います。第11回芥川賞の高木卓氏と第17回直木賞の山本周五郎氏です。高木氏の辞退の理由は「前作の方が気に入っている」。しかし、自分が辞退すれば友人が受賞できると思ったというのが真意だったようです。一方の山本氏は受賞は光栄なことと前置きをした上で「新人と新風を紹介する点にこの種の賞の意味がある」と辞退。山本氏は、その後もすべての文学賞を辞退し続けました。本日もよろしくお願い致します。加勢