直木賞(直木三十五賞)にその名を残す直木三十五は、大衆文学の向上に貢献した小説家です。筆名の直木は、本名・植村宗一の「植」を二分したものですが、デビュー当時の名前は「三十一」。年齢に合わせて、三十二、三十三と筆名を変えましたが、三十五でようやく固定しました。改名をやめた理由は、文藝春秋社社長の菊池寛から「いい加減やめろ」と叱られたためです。そして、この菊池寛こそ直木三十五の逝去後に直木賞を設立した人物なのです。本日もよろしくお願い致します。加勢