吉田修一さんの『国宝』を読んだ時、登場人物たちの生き方の濃さに圧倒されつつも、どこか切ない温度が胸に残りました。
芸の世界に身を置く人の情熱や孤独が丁寧に描かれていて、真っ直ぐに生きようとする姿は決して綺麗事ではなく、その分深く心に響きます。
華やかさの裏側にある葛藤や、人との縁に支えられて立ち続ける姿を追ううちに自分自身の頑張りたい気持ちまで静かに揺さぶられるようでした。
読後には、しばらく余韻に残る、とても力強い物語でした。
そんな余韻を胸に、今日も落ち着いた気持ちで過ごせそうです。
本日は出勤していますので、もしお時間合いましたら…
そっと遊びに来て頂けたら嬉しいです。
加勢