新潮文庫アンソロジー『プレゼント』の中に収録されている、米澤穂信さんの短編小説「無明」を読みました。
最初は衝撃的な出来事に目が向くのですが、読み進めていくうちに、その瞬間だけを見て人を判断することの危うさを感じました。
人が限界まで追い詰められる過程は、外からは案外見えないものかもしれません。
「どうしてそんなことをしたのか」と結果だけを見るのではなく、そこに至るまでに何があったのかを想像すること。
もちろん、どんな行動も背景があれば許されるということではないけれど、人の一部分だけを切り取って決めつけない視点は忘れたくないなと思いました。
タイトルの「無明」という言葉も、読み終えてから改めて考えると深いです。
自分には見えているつもりでも、本当は見えていないものがたくさんある。
だからこそ、人にも出来事にも、少しだけ想像力を持って向き合いたいです。
本日も出勤しています。
ご都合が合いましたら、ゆっくりした時間をご一緒できたら嬉しいです。
加勢